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ソムリエコメント:ファンキーなラベルにも拘る「モダン」セントラル・オタゴのパイオニアが造るピノ・ノワール!評価: 香り:
料理:
#アロマティック
#エレガント
#旨味が豊富
#軽い
マウント・エドワードは、ニュージーランド最南端のワイン産地、セントラル・オタゴにおけるワイン造りのパイオニア的存在です。ワイナリーの設立は1998年。セントラル・オタゴワインの父と呼ばれるアラン・ブラディ氏によって最も冷涼なサブリージョン、ギブストンの地で誕生しました。セントラル・オタゴは今日でこそ世界のワイン地図に名を刻む、ニュージーランド屈指の銘醸地ですが、その歴史は浅く1800年代後半からブドウ栽培が始まったものの、本格的にワイン造りが行われるようになったのは1970年代に入ってからです。アラン・ブラディ氏は1984年、ギブストン・ヴァレーで3haのブドウ畑を開墾し、1987年にセントラル・オタゴ産最初の商業用ピノ・ノワールを“ギブストン・ヴァレー・ワイン”よりリリース。その14年後には世界ピノ・ノワール選手権でチャンピオンの称号を獲得。90年代後半に入るとブランディ氏は新たな挑戦をすべく、ギブストン・ヴァレー・ワインを離れ、同地区内に1998年「マウント・エドワード」を創設します。小規模だからこそ可能な、“土地の特性を描き出す高品質なワイン造り“という本来の夢に向かって邁進していきます。こうして生まれた「マウント・エドワード」のワインは注目を集めていきました。2004年に入り、現オーナー(ジェネラル・マネージャー)である醸造家のダンカン・フォーサイス氏とジョン・ブキャナン氏がパートナーとしてワイナリーに参加。現在ワイナリーでは、サブリージョンであるローバーン、バノックバーン、ギブストンに自社畑を展開し、セントラル・オタゴで最初に有機(Bio-Gro)認定を取得、続いて醸造施設も有機認定を受けました。ダンカンはナチュラルワインに精通した醸造家でもあり、古い慣習に捕らわれるのではなく、伝統を重んじながらも革新的な考えを持ち、様々なぶどう品種の栽培を進めました。また、醸造面では天然酵母を使用し、酸化防止剤の使用を極限まで控えた、人的介入の極めて少ないワイン造りをおこない、「マウント・エドワード」をニュージーランドを代表するナチュラルワインの造り手として成長させました。特に注目度が高いワインがニュージーランド初となる、酸化防止剤無添加で造るガメイ、“マウント・エドワード ガメイ”で、多くのワイン評論家が高く評価し人気を博しています。また単一畑で造るピノ・ノワールやオレンジワイン、更にはヴェルモットの醸造などにも着手し、保守的であったニュージーランドでのワイン造りに新しい風を吹きこんできました。高く評価し、少量生産であることからも入手困難なワインとなっています。畑では有機農法だけでなく、ビオディナミ農法も応用し取り入れています。 マウント・エドワードでは様々なブドウ品種を栽培していますが、その軸となるワインが全栽培面積の80%を占めるピノ・ノワールです。目指すスタイルは決して筋肉質な方向に向かうのではなく、エレガントさを持ち、なめらか且つ細やかなテクスチャーの備わった「神秘さ」とでも言うべき味わいが、幾つもの層を成して重なり合ったようなワインです。ピノ・ノワールは特にテロワールを反映させるブドウ品種ですので、ワイナリーではワインを”造る”と考える以上に”育てる”と言うことを意識しています。畑では細心の注意を払いブドウの生息環境を整え、醸造所では可能な限りワインにストレスを与えないよう人的介入を減らし、全ての工程においてワインを優しく取り扱うように心がけています。ウント・エドワードでは、ブレンドや醸造により毎年同じようなキャラクターのワインに仕上げるようなワイン造りは行っていません。その年の特性を素直に表現した高品質なワインを目指しています。常にワイン造りに謙虚に心を開き、毎年それぞれのヴィンテージから学び、経験を蓄積し、偉大なワインを生み出すべく努力を続け、量より質にこだわりワイン造りを行っています。ワイナリーでは伝統を守りつつも、決してそこに留まるのではなく、革新的に物事を捉えワイン造りに生かすことでニュージーランドワインの多彩な魅力を発信し続けています。現代的な単なるナチュラルワインでは無く、彼らが生み出すワインは焦点の定まった美しい魅力にあふれるものです。一切の妥協を許さず、丁寧に畑・醸造施設に向き合ってきた彼らのワイン造りこそが、今日のマウント・エドワードのワインの成功を築き、世界各国のワインファンを魅了してやみません。ブルーベリーやスパイス、ハーブのアロマを放ち、熟度の高い濃密な赤果実の風味を持ちます。滑らかで果実の凝縮度が高く、熟したタンニンとバランスの取れた酸味が魅力です。
英字表記:Ted Pinot Noir ヴィンテージ:2021 生産者:マウント・エドワード 生産地:ニュージーランド セントラルオタゴ 品種:ピノ・ノワール100% アルコール度数:13.5% 容量:750ml タイプ:赤 自然派 栓:スクリューキャップ